幕山
幕山は、海・山・川に恵まれてきた湯河原温泉の象徴的な山として、古くから地域の人々に親しまれてきました。
地質学的には箱根火山の一部であり、さまざまな興味深い特徴を有しています。
ハイキングコースを利用して高さ626m の山頂へ上ると、真鶴半島や初島を眼下におさめ、相模灘を一望のもとに眺めることができます。また、山麓に広がる湯河原梅林には約4,000本の紅白の梅が植栽されており、開花期には「梅の宴」が開催されます。
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幕山の生い立ち
幕山は、約65~35万年前に活動がはじまった箱根火山の一部です。
約23~13万年前の火山活動で粘性の高いマグマが噴出し、そのまま固まって形成された溶岩円頂丘(溶岩ドーム)が、現在の幕山になったとされています。