眺望と伝説の山 金時山
金時山 は、カルデラの外側を囲む山々(外輪山)のひとつで35~27万年前に活動した 玄武岩質 の 成層火山 です。
①の図解を見るとカルデラ形成前と現在では山体が大きく異なることがわかります。これはカルデラ形成時に南側が 崩壊 しているためで、火山の中心にある 火道 は崩れた南側にあったと考えられています。また、カルデラ形成後も侵食は進み、現在の姿となっています。この崩壊や侵食によって成層火山の断面が露出している「 露頭 」が各所に存在しています。ぜひ観察してみてください。
また、山頂からの眺望はすばらしく、カルデラ地形や 後期中央火口丘 、富士火山などがよく観察でき、南足柄エリアのジオサイト「夕日の滝」に通ずる下山ルートもあります。