三ツ石海岸

三ツ石海岸一帯では、約15万年前に噴出した溶岩(真鶴溶岩)を見ることができます。岬の先端にある特徴的な三つの突き出た巨岩をもつ島が三ツ石(笠島)です。この形は溶岩が波の浸食を受けてできたと思われます。
周辺の磯では、真鶴の人々が300年以上守ってきた真鶴半島の魚つき林により、非常に高い生物多様性が保たれているため、貝類、甲殻類(エビ、カニ)、魚など様々な生物の観察ができます。

※県立自然公園特別地域に指定されています。生物、植物を傷つけたり持ち帰らないでください。

三ツ石海岸の砂

sand

海岸には川が流れ込んでいないので、砂は周辺に分布する溶岩や貝殻が砕けたものからできています。こうした砂をシェルサンドと呼び、通常の砂浜とはまた違った特異な植物も多く見ることができます。

豊かな海の生き物

creature

県の天然記念物であるウメボシイソギンチャクをはじめ、相模湾でも指折りの海の生き物の宝庫となっており、条件が良い時には100種類以上の磯の生きものを見つけることができます。

干満の差

sea

春から夏の大潮では、一番潮が引く干潮が昼間になるため、普段は海を隔てた三ツ石と手前の海岸が繋がり、潮の干満の差を観察するには非常に良い場所です。

名勝 三ツ石

mitsuishi

三ツ石は初日の出のスポットとしても有名で、元旦の朝は多くの人でにぎわいます。日の出の美しさは遠方の風景と共に、お正月でなくとも楽しむことができます。
※写真は番場浦海岸からのもの